2022年春のお彼岸前、工場内での加工作業のようすをご紹介

ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。採掘元である茨城県より、稲田石のお墓や石材を、オーダー制作にて全国の石材店様へお届けしております、株式会社堀石材工業の堀です。今回は、2022年春のお彼岸前の工場の様子をご紹介します。

2022年春のお彼岸前の工場全景

こちらが当社工場の全景です。広い敷地には、いくつかの建屋があります。

 

工場内です。春のお彼岸前ということで、どの建屋でも忙しく製作・加工を行っています。

 

こちらは70インチの大型削機機です。原石を大きくカットして、その後加工していきます。

 

大きく切削したあと、この中口径の切削機でさらに少し細かい切削をしていきます。墓石の部材の寸法に合わせて、1ミリ単位で切り分けていくところです。

 

カットされた石材です。赤い印が完成寸法です。

 

こちらは、石の手動研磨を行っているところです。寸法に合わせて丁寧に磨いていきます。

 

建屋の中でも換気の良い場所では、手加工の職人が面取りをするためのスミかけをしています。

 

そのスミに沿って、手作業でアールの形を作っています。

 

こちらでは、細かい部分を丁寧に磨く手磨き加工の職人が、石を3枚一緒に台に乗せて、検品場へ運ぶ準備をしています。検品場は別の建屋です。

 

こちらの建屋では、全自動研磨機で墓石の磨き直しを行っています。当社のご縁のある東京の小売石材店さんからのご依頼です。最近は、こうした再加工のご依頼も増えました。

 

こちらはまた別の建屋です。ここでは、洋型墓石の棹石に「よど加工」を行っています。

 

「よど加工」は、石の角を直角に切り込みを入れて段を付ける加工です。立体的で高級感のある仕上がりになります。この機械は、当社では「ドラム」と呼んでいます。

 

仕上がった稲田石のお墓の表面です。艶やかで美しく仕上がっています。検品場に運んで、このあと検品作業を行います。当社は採掘も行っている稲田石をメインで加工していますが、真壁石ややさと御影など県内産の石の加工も多数行っています。また最近は、関東の石材店さんからのご依頼で、リフォームなどお墓の再加工のご依頼もよくいただくようになりました。

今回は、お彼岸を前に忙しい工場内の様子をご紹介しました。当社では10人の職人が力を合わせ、繁忙期も全国に高品質の石をお届けできるよう作業を行っています。また機会があれば、加工の様子等ご紹介して参ります!